日曜夜放送のNHKドラマ「DOCあすへのカルテ」がめちゃ面白いと評判です。
私も第1話から視聴していますが、めちゃ浜(ハマ)っています。
このドラマの前に放送していた「アストリッドとラファエル~」もかなり面白かったのですが、ひょっとしたらこっちの方がさらに面白いかもと思ってしまうほどです。
ところで、主人公のアンドレア・ファンティですが、病院では患者や元部下たちに「ファンティ先生」と呼ばれています。
この「ファンティ先生」の「ファ」が「パ」に聞こえてしまうのは、私だけでしょうか?(笑)
すみません、話が脱線してしまいました(;’∀’)
さて、この「DOCあすへのカルテ」を見ていると、ドラマ中に、「このセリフいいなぁ~」と思うことが度々あります。
そんな私の心にジーンときた「名セリフ・名言」を紹介していきます。
第6話「岐路」 名言・名セリフ
第6話「岐路」は今まで見ていた中で重要な回でした。
その中で、このセリフ、名言だなぁと思ったシーンを紹介します。を。
少々ネタバレがありますのでまだ見ていない人はご注意を。
後悔するよりはマシだ。人は失敗の繰り返しだ。
アンドレアが、ギリギリのところでリックは減圧症である事をつきとめる。一命は取り留めたものの、右足を切断することとなってしまった。
術後目が覚めると足が無くなったことに初めて気づいたリック。
病室で嘆き悲しみ、そこに母リディアが現れ抱擁する。
そこにマリアが来院するが、リディアを怖れて、病室に入れずにドアの前でたたずんでいる。
(マリアはリックと血のつながらない姉。両親に内緒で愛し合っていた)
病室からでてきたアンドレアが、マリアと出くわし彼女と言葉を交わすシーン↓
アンドレア 「早く行ってあげたら?」
マリア 「入れない。リディアに恨まれてる。当然だけど。」
アンドレア 「病人はリックだ。大切なのはリディアよりリックだろ。人生を変えるような手術を受けた。でも 生きてる。リック自身は変わらない。そばにいてやれ。」
マリア 「・・・」
アンドレア 「簡単ではないがそれでも 後悔するよりはマシだ。人は失敗の繰り返しだ。行って。」
「DOCあすへのカルテ」より
もし君が歩けないなら 飛べ!
リックが退院する頃、アンドレアから貰ったプレゼントの箱を開け、メッセージと片足のないヒーローの人形を嬉しそうに見つめるシーン。
何とも心温まるメッセージで、粋なプレゼントでした。このシーンには涙がこぼれそうになりました(T_T)
第11話「すれ違い」名言・名セリフ
病気をする前は強い自分が当たり前と思っていたのが、病気になったことで自分の弱さに気づき自分と周りの人のことを大切に考えられる人間になる、そんなような意味を私に投げかけてくれたアンドレアのセリフでした。
ひとつ言っていいかな?
人っていうのは 病気になると前の自分より いい人になれる。
「DOCあすへのカルテ」より
第12話「二度目のチャンス」名言・名セリフ
“今日じゃない”
列車の脱線事故で大勢のケガ人や重症者が運ばれ、現場はパニックになりスタッフも疲れ果てていた。
そんな時にマルコが「病院の名誉のために何とかしろ」とスタッフたちに怒鳴り当たり散らかす。
その時に、アンドレアがマルコとスタッフたちに言ったセリフ。
アンドレア:君は どうして医者になったんだ?
マルコ:えっ?白衣が似合うからだ。急にどうした?
アンドレア:なぜ 医者を志した? 家族を喜ばせ最大限の成果を上げるためか?
マルコ:待てよ。 単純に言えることじゃないだろ。
アンドレア:そうかな? ヒポクラテスの時代と同じだ。
アンドレア:医者がいて「死」というとんでもないクソ野郎がいる。 今日みたいな日は特にどうにもできない気がするだろう。 でも違う、我々がいる。 さんざん本を読み、学び実践し考えた。 そのすべては死に向かって、こう言ってやるためだ。 “今日じゃない” 患者の状態が、どんなに絶望的だろうと“今日じゃない”。 患者自身がもう諦めていようと“今日じゃない”。 時には屈することもある。 だけどそれは個人の問題じゃない、みんなで助け合うべきだ。 どんなに忙しくても、どんな人生が患者を待ち受けていようと、大事なのは「なぜ僕たちがいるか」だ。 クソ野郎(死)と患者の間に入る、それが医者だ。
「DOCあすへのカルテ」より
このアンドレアの皆に伝えた“今日じゃない”という言葉は、この後リッカルドが奇跡的に一人の患者の命を救うことに。
“二度目のチャンスをもらえたんだよ”
この回のタイトルの由来ともなっているセリフのシーン。
脱線事故でケガを負い運ばれてきた男性患者。しかし、その患者はその事故前から脳に動脈瘤があった。
それに何とか気づいたアンドレア。もう少し気づくのが遅かったら死んでしまうところだった。
アンドレアはさらにその患者の異変にも気づいていた。
実は彼は会社は潰れ妻も離れていき人生に絶望していた。電車に乗って死に場所へと向かうところだったのだ。
そんな患者の動脈瘤を発見し一命をとりとめ、病室でアンドレアが勇気づけたセリフ。
アンドレア:気分はどう?
患者:よくはないな。
アンドレア:まあ、それを感じるのも生きてるからだ。
患者:あぁ。
アンドレア:上着のポケットに手紙があった。奥さん宛だろ? 遺書ってことかな? 分かるよ、妻は離れていき仕事は失敗。 僕もそうだ、同じ経験をした、まるでね。
患者:なぜ 諦めない?
アンドレア:人生は面白いから。 二度目のチャンスをもらえたんだよ。僕は頭を撃たれて、君は脱線事故で。
患者:・・・。
アンドレア:もしあの電車に乗ってなかったら、君は今頃動脈りゅうで死んでた。
患者:死にに行ったおかげで 助かったのか?
アンドレア:運命の皮肉に感謝だな。
「DOCあすへのカルテ」より
そういってアンドレアが病室を出る時、患者は再び生きようという勇気をもったような微笑みをみせるシーンでした。
「DOCあすへのカルテ」過去の放送・見逃し配信を観るには?
NHKプラスに入っていれば、無料で視聴できます。ただし放送後1週間以内です。
それ以前の放送の回については、今のところ(2022年11月現在)動画配信サービスはやっていません。
また、DVDも日本語吹き替え版や日本語字幕のものがありません。
しいて言えば、アマゾンの輸入盤DVDが購入できますが、なぜかシーズン2しか見当たりません(シーズン1は売り切れ?)。輸入盤のためか日本語字幕、吹き替えともにありません。
≪「DOCあすへのカルテ」こちらの記事もどうぞ≫
あとがき
今回の記事では第6話「岐路」で出てきた名言・名セリフを紹介してきました。
今後も「これは!」という名言・名セリフがあったらぜひ紹介していきたいと思います。
今後の「DOCあすへのカルテ」の展開がとても楽しみなところですね。
それでは(^^)/~~~
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