普通のケガとかだと、その時に「イタッ!」となりますが、
だけど筋肉痛の場合、次の日だったり、翌々日だったり、遅れてやってきますよね。
これって不思議だと思いませんか?
何故、筋肉痛は遅れてやってくるんでしょうか?
実は、「1日かけて移動した物質が痛みを感じさせるから」なんだそうです。
NHK10月29日放送の「チコちゃんに叱られる」で、「なぜ筋肉痛は次の日になる?」ということで解説していました。
なぜ筋肉痛は次の日になる?
番組では、早稲田大学スポーツ科学学術院教授の川上泰雄先生が解説。
筋肉痛のメカニズムはまだ十分に解明されていないが、
筋肉痛の痛みは、運動で傷ついた筋肉を治すときの痛みという説が有力。
そして、傷ついて治す所では感じず、痛みを感じさせる物質が体の外側へ移動していく際に筋膜で感じるため、時差が起こり、翌日や翌々日に筋肉痛になるとのこと。
図であわせてご覧ください。
1.運動で筋繊維が傷つく
運動などで筋繊維が伸び縮みして筋肉の繊維がダメージを受けます。
2.炎症という現象が起こる。
傷ついた筋繊維を修復しようと、毛細血管が白血球やタンパク質を運びます。
そして炎症という反応が起こります。
3.筋膜で痛みを感じる
炎症が起こるとその部分で痛みを感じる刺激物質が発生します。
しかし炎症の起こった部分では痛みを感じる神経がありません。そのため、すぐには筋肉痛にはなりません。
そして人間の体のしくみで、発生した痛み成分を外へ排出しようとするため移動します。
1~2日かけて移動したところ筋膜で痛みを感じます。
以上が、筋肉痛が遅れてやってくるメカニズムでした。
ちなみに、筋肉痛が残っている時は筋トレはしないほうが良いです。
参考の記事はこちらから
さて、筋肉痛ですが、もうひとつ良く言われていることで気になることが「チコちゃんに叱られる」でやっていました。
年の人ほど遅れてやってくるものと思われていますが・・・
年齢によって筋肉痛の時間差が変わる?
番組内で川上先生によると
実は、「年齢差はあまり関係なく、ふだん運動しているか、していないか」の差が、筋肉痛の遅れに関係していると思われるとのことでした。
以上、筋肉痛が遅れてやってくる理由。なんで翌日や翌々日になるの?でした。
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